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温泉について

日本は温泉天国

ヨーロッパなどでは、温泉がすでに医療的な目的として活用されています。一方日本では、古くから自然のなかにある温泉地で健康を回復・増進させる「湯治」という習慣がありました。これは、温泉、豊かな自然そしてゆっくりと流れる時間に身をゆだね、体が本来持っている自然治癒力を引き出そうとする療法です。
火山列島である日本はこの温泉の宝庫。日本は世界でも有数の自然の恵み、天然回復剤である温泉の産地なのです。
その貴重な温泉文化がひっそりと残る全国各地の秘湯へ足を伸ばしてみませんか。

温泉とは?

日本には温泉法という法律で定められた法律があります。これによると、規定量以上の化学成分を含むものと、成分が規定に満たなくとも湧出口の泉温が25℃以上のものが温泉と呼ばれます。
温泉は、大別すると「火山性の温泉」と「非火山性の温泉(深層地下水型、化石海水型、その他の温泉)」に分類することができ、色、温度、臭気、成分等、様々な特徴を持っております。温泉は、温泉水に含まれている成分と含有量等よってグループに分けられます。
日本秘湯守る会では、我が国固有の温泉文化や温泉という地球の資源を守ることが私たちの大切な役目と考え、温泉についての勉強会を続けながら、温泉利用形態や、温泉情報の公開に努めてまいります。

①. 源泉かけ流し
加温はあっても加水することなく源泉を給湯、利用している浴槽。源泉温度が高温にもかかわらずこの表示になっているのは、加水ではなく、熱交換という方法で適温に給湯、または浴槽そのものに熱交換の装置を設置している場合です。
浴槽に給湯された「源泉かけ流し」の湯は循環利用されることなく放流しています。
②. かけ流し
適温にするために加水、又は加温しながら新湯を給湯、利用している浴槽です。一度浴槽に給湯された湯は循環利用されることなく放流している状態です。
③. 給湯口源泉・浴槽加温循環
給湯口からは源泉の新湯が給湯されていますが、適温を保つ為に循環している利用形態です。
④. 給湯口源泉・浴槽加温・濾過・殺菌循環
給湯口からは源泉の新湯が給湯されていますが、適温を保つ加温と、濾過・殺菌などの為に循環している利用形態です。
⑤. 給湯口を含む加温・濾過・殺菌循環
一度浴槽へ給湯された温泉が、湯量、適温を保つ為の理由により循環利用する中で、濾過・殺菌循環され、再び給湯口から給湯し利用している利用形態です。